焙煎ムラ(Uneven roasting)
豆の焙煎ムラが気になる場合、まず最初に考慮すべきなのは焙煎しているコーヒー豆そのものです。生豆自体が不均一である場合も多く、
豆のサイズのばらつき、収穫時の熟度の違い、精製方法の違いなどが混在していることがあります。不均一なコーヒー豆を、無理に均一に焙煎しようとして時間を費やすのは得策ではありません。
■ 調整が必要なケース
一方で、
- 豆はきちんとグレーディングされており、本来は均一に焙煎されるべきなのにばらつきが出る場合
- ほとんどは適切に焙煎されているのに、一部だけ明らかに焦げた豆が混ざる場合
このようなケースでは、焙煎中のファン回転数が、その豆に対して低すぎる可能性が高いです。
またBOOSTを使用して少量バッチを焙煎する場合、自動調整されたファン速度が、コーヒーによってはまだ高すぎることがあります。
この場合は、
- 入力する焙煎量(Load size)を下げる
- ファンプロファイルを調整する
ことで解決できることがあります。
調整方法(Adaptations)
① BOOST機能でロードサイズを調整する
BOOST使用時に、入力する焙煎量(Load size)を調整し、適切な豆循環になるようにします。ファンプレビュー中に調整するのがベストプラクティスです。
https://kaffelogicjp.com/pages/fan-preview
② 焙煎量そのものを変更する
焙煎する豆の量を減らすことで、豆の循環が良くなります。
こちらもファンプレビューで必ず確認してください。
③ Kaffelogic Studioでファンプロファイルを変更する(推奨)
特に、他のKaffelogicユーザーと設定を共有する予定がある場合は、この方法が最もおすすめです。
Kaffelogic Studioでファンプロファイルを変更する方法
- KL Studioで 「Fan profile curve(ファンプロファイルカーブ)」タブをクリックします。ここでカーブを手動で調整できます。
- 同じタブ内で
「Tools」→「Transform profile」 をクリックします。 -
右側にある 2つ目のRPM入力欄に数値を入力します。
○正の値:ファンプロファイル全体を上げる
○負の値:ファンプロファイル全体を下げる
ファン回転数の考え方
- デフォルトのファン回転数:14,700 RPM
- 入力値は ×10 で反映されます
例:
-
25を入力 → +250 RPM - 最初の目安としては
10(+100 RPM) から試すのがおすすめです。
この操作では、ファンプロファイル全体が均一に引き上げられます。
詳細はこちらをご確認ください。
https://kaffelogicjp.com/pages/studio_fanprofile
より細かい調整を行いたい場合
焙煎の特定の段階で問題が起きていると分かっている場合は、
ファンプロファイルカーブ上の 青いコントロールポイントをドラッグして、
必要な部分だけ回転数を上げるといった、より繊細な調整も可能です。
それぞれのコーヒー豆は個性が異なります。
特定の豆に対して理想的な焙煎を実現するには、微調整を重ねる時間が必要になることもあります。