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私たちの物語 – The Pursuit of Perfection(完璧を追い求めて)
10年以上前、ニュージーランド南島の街・ダニーデンで、ひとりのコーヒー愛好家が「理想の一杯」を求めて実験を始めました。
その名は クリス・ヒルダー(Chris Hilder)。

クリスにとって、コーヒーはただの飲み物ではなく、一日の始まりを整える大切な儀式でした。けれど、どんな豆を選んでも「これだ!!」と思える焙煎に出会えなかった。
そこでクリスは、自分の手で“完璧な焙煎”をつくり出すために、自身の経験を活かしソフトウェアによる制御、温度・時間・送風量などをリアルタイムに可視化・制御・保存可能にするソフトウェア開発を始めたのです。それが、Kaffelogic誕生の原点でした。

起業家たちとの出会い
アイデアを形にするのは簡単ではありません。そんなとき、クリスは「Start-up Dunedin」という起業家コミュニティで、同じ志を持つ仲間たちと出会います。
この出会いがきっかけで、デイビッド・コーエンとレイチェル・エルダーという二人の“エンジェル・アドバイザー”の支援を受け、2017年にKaffelogicが正式に設立されました。
翌年のクラウドファンディング「PledgeMe」キャンペーンで100人の支援者が集まり、この「最初の100人」が今日まで続くKaffelogicコミュニティの礎となります。
仲間と共に描いた夢
この挑戦に共鳴したのが、長年コーヒー業界で活躍してきたジョン・ロブソン(John Robson)。
彼はビジネスの視点からブランドを支え、クリスと共にチームを結成。
エンジニアやデザイナーたちと共に、内側は精密で、外側は洗練された美しさを持つ小型焙煎機「Kaffelogic Nano」を完成させました。
美しいフォルム、そして誰でも使える操作性。Nanoはコーヒー業界に新しい風を吹き込みました。

100人から世界へ
最初の100人のユーザーの信頼が、今や世界中に数千人のKaffelogicファンを生み出しました。家庭のキッチンからカフェ、ロースタリー、そしてプロフェッショナルの現場まで——
彼らは皆、Kaffelogicと共に「理想の一杯」を探し続けています。
2021年、私たちはダニーデンのCastle Street 53番地に新しい工場をオープン。
多くのメンバーはオタゴ大学出身の若きエンジニアたちです。
ニュージーランドの地で、手作業とテクノロジーの融合を大切にしながら、今も1台ずつ丁寧にKaffelogicを作り続けています。

ニュージーランドで、つくるという誇り
Kaffelogicの部品の65%以上はニュージーランド国内で調達されています。
Farra Engineering、Kamahi Electronics、NZ Cartonsなど、私たちは地元の企業と手を取り合い、共に製品を育ててきました。
そしてもう一つ、大切にしているのがサステナビリティ。
Nanoは「修理しながら長く使える家電(Right of Repair)」として設計され、プラスチックを使わない梱包材で出荷されています。使い捨てではなく、「長く付き合える一台」を目指しています。

これからの旅
これまでに8,000台以上のKaffelogic Nanoが生産され、21か国のコーヒー愛好家に届けられました。
ニュージーランドの地から、世界中のキッチンへ。
Kaffelogicは、情熱と技術、そして人とのつながりによって生まれたブランドです。
この小さなロースターが、あなたの毎日のコーヒー時間を少しだけ特別なものにできたなら——
それが私たちにとって、何よりの喜びです。
Kaffelogic – The Pursuit of Perfection.
完璧を追い求める旅は、これからも続きます。
